高血圧の方は国内で4300万人ぐらいいるといわれていますが、高血圧の方のうち、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が原因の人が約10%、430万人といわれています。実際に睡眠時無呼吸症候群で治療している人は数万人にすぎないということです。
でもホントに10%しかいないのだろうか?…と、ふと最近疑問に思うのです。なぜなら、私こそがその症例、睡眠時無呼吸症候群が原因で高血圧になっているからです。
調べてみると、やはり思った通り、最近の文献では睡眠時無呼吸症候群の隠れ人口は2200万人、重度の睡眠時無呼吸症候群は約900万人とのこと。ということは、睡眠時無呼吸症候群の大半の人が睡眠時無呼吸症候群とわかっていないということです。
その睡眠時無呼吸症候群が原因であるにもかかわらず、高血圧という診断を受けて、降圧剤を漫然と飲まされている方が相当な数いらしゃること。その何十万人、何百万人以上の方にお伝えするべく、ペンをとった次第です。睡眠時無呼吸症候群の人が高血圧になる確率は50%から90%らしいです。
現在50代の私ですが、40歳を超え、40代後半に差しかかるころから、それまで上が120、下が70ぐらいだった正常の血圧が上がり始めたのです。
当時は血圧計など家に持ってないので、デパートに行ったときにお試しで血圧を測ったりしていましたが、その時に初めて血圧が高くなっていることに気づきました。上は150、下は95ぐらいに。
まだこの時点では高血圧と睡眠時無呼吸症候群が結びつくなど思ってもみませんでした。
睡眠時無呼吸症候群の検査
夜間頻尿は要注意
降圧剤と副作用
長期的には体重減少を
CPAP経鼻的持続陽圧呼吸療法
睡眠時無呼吸症候群といびきと枕
睡眠時無呼吸症候群の原因と症状
…が、20代後半の頃、スキーに行ったときに、宿泊が大部屋だったので隣に寝ていたのがちょうど耳鼻科の先生で、「睡眠中呼吸が時々止まってるよ」と言われて、点鼻薬をさしてもらった時に初めて睡眠時無呼吸症候群の気があるな、と感じ、その何年後かに睡眠時無呼吸症候群の検査をしてもらうことになるのでした。
睡眠時無呼吸症候群の検査は1泊2日の検査入院で、私自身初の入院でした。…とはいっても検査入院ですが。いろんなところに管をつけられて、心電図検査の大規模版みたいな…。この検査の結果がなんと、睡眠時無呼吸症候群ではないとのことでした。
自分としては嘘でしょ!って感じでしたが、一定の数値よりもその時はたまたま低かったのかもしれません。その後、血圧が高くなってくるわけですが…。
2020年頃から夜中に多い時で3〜4回もトイレに目が覚めるようになり、仕事のストレスなどで熟眠できていないので、何回も起きるのかな?と思っていましたが、これが違うようで…
睡眠時無呼吸症候群だと肺に空気が入らないため、心臓に戻ってくる血液が多くなり、血圧や心拍が上昇し、本来ならば睡眠中は副交感神経が優位に働いて、尿意は感じにくいが、血圧や心拍の上昇で交感神経が優位に働き、身体が起きている状態になり、膀胱が収縮しやすく、尿意を感じやすくなり、その結果、夜間尿量が増え、夜間頻尿になりやすいらしいです。
睡眠時無呼吸症候群は圧倒的に肥満の人がなりやすく、首回りの脂肪が多い上に、睡眠中に舌根と軟口蓋が下がり上気道が狭くなり、軟口蓋に呼吸の気流があたることでいびきが出やすくなるのが特徴です。
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中1時間に5回以上、10秒以上の呼吸停止がある状態のことですが、いびきをかいているかは自分ではわかりづらいもので、具体的にいうと、肥満でBMI値も高く(25以上あると肥満1度)、首が短く、顎が小さい人もなりやすい。
※BMI値はこちらのページを参照
私の場合は、高血圧(この時点では上が160、下が100ぐらい)に加え、夜中にトイレに何回も起きるが、昼間は夜のように頻繁にはトイレに行かない、朝起きると口と舌が大変乾いているのでおかしいと感じ、循環器内科を受診するも、1度検査で睡眠時無呼吸症候群ではないという検査結果が出ているのもあってか、降圧剤を出されてしまう状況。
(この検査も私自身が睡眠時無呼吸症候群ではないかとドクターに伝えたので検査病院を紹介され実施。ドクターが自ら診断したのではない。※私は製薬メーカーでMR(医薬情報担当者)の経験が15年ほどあり。)
降圧剤を処方されて2〜3か月後の受診で、それまでは上は120
〜130、下は80〜85だったのが、上が140以上、下が95ぐらいに上がってきたため、それまでは降圧剤のA錠(カルシウム拮抗剤・血管拡張剤)だけでしたが、もう1剤追加となりました。
A錠だけを服用していた時に気が付くと左足に紅斑ができていました。(自分ではA錠の副作用だと思います。ドクターの処方した抗真菌剤は全く効果はありませんでしたので、家に市販の抗菌剤+副腎皮質ステロイド剤配合軟膏があったので、大夫良くなってきました。)
追加となったT錠(レニン・アンジオテンシン系降圧剤)とA錠の2剤を服用し始めてから、ちょっとふらっとすることが多くなってきて、服用量を減らしたにも関わらず、T錠を飲み始めて1ヵ月もしないうちに、地下鉄を降りてすぐ、気持ちが悪くなり、コンビニのイートインスペースに駆け込み、横にならないと立ってられないぐらいに具合が悪くなってしまいました。
貧血様症状で冷汗が止まらなく、立っていられないほどの状況で、コンビニのイートインスペースで息も荒くかなりしんどかったですが、30分間ぐらい横になっていたら、何とか歩けるぐらいに回復。
イスを3つほどつなげて、私が横になっていたすぐ隣に何人も人が座っていたのに皆知らんぷりでした。世間は冷たいですね〜!特に最近しみじみ感じますね。どうなってんだ!最近の日本は!ってね。事件が多いのでそれも仕方ないかもしれませんけどね。
まあ、これは追加したT錠の明らかな副作用ですね。T錠の副作用の項目にも起立性低血圧の記載があり、まさにその症状でした。
…が、受診した循環器のドクターは理由がわかりませんね。とのこと。ココで思いましたね。この先生ではダメだと。このクリニックに通う限り、降圧剤を何年も飲まされ、根本的には高血圧も睡眠時無呼吸症候群も良くならないな!と。実際このような開業医が多いのが今の日本の現状ではないでしょうか?
クリニック受診からダイエットも開始していますが、最初の3ヵ月で5kg落ちましたが、その後はほとんど落ちずに6ヵ月が経過しました。1日1万5000歩近く歩いていますが、なかなかダイエットは難しいですね。
長期的には20〜25kgほど減量が必要ですが、短期的には高血圧をなんとかしないと…と。
おそらく体重が25kgも落ちれば、睡眠時無呼吸症候群も高血圧も解消すると思いますが、短期的には睡眠時無呼吸症候群を改善すれば、血圧も下がると思い、このままでは降圧剤の服用量が増えるばかりで根本的な改善策にはならないと感じ、睡眠を変えようと画策。
枕を変えてみることを選択。最近芸能人の方もやっておられるCPAP(シーパップ)経鼻的持続陽圧呼吸療法(写真上)という選択肢もあると思いますが、装置が仰々しいといいますか、大変そうで、月々この装置利用代だけで5000円かかるとのこと。
診察代なども含めれば年間10万円ぐらいかかりそうなので、枕を変えるだけで治れば、せいぜい7000〜8000円ぐらいなので10%以下で済めば経済的でそれに越したことはないですよね。
私の場合、気が付いたら寝てしまってるという寝落ちすることが多いのでCPAPは不向きで、枕で改善できればと。
今回私が注文し、使用しているのが王様の夢枕・頸椎安定位枕です!睡眠時無呼吸症候群を治すには根本的には体重を落とし、標準体重に近づけることによって、上気道の贅肉、脂肪を減らし、睡眠時の気道を確保することが重要ですが、体重が落ちるまでの対処法として睡眠時に気道を確保できる枕があれば万全です。
今回私が使用している王様の夢枕・頸椎安定位枕は、首があたる部分が少し高くなっており、頸椎が安定する仕組みになっています。
通常の枕ですと、顎がひけて、舌根が落ち込み、気道が確保できなくなるため、いびきを伴い、睡眠時無呼吸症候群になってしまいますが、こういう気道を確保できる、かつ、いびきも出ない枕が最適です。
この王様の夢枕・頸椎安定位枕がヤバいです!他の枕ではなかなか思うような効果が得られませんでしたが、この枕を使用しての初めての睡眠で1度も起きることなく、連続5時間以上も眠ることができました。今までの枕ですと、2時間ぐらい置きにトイレに目が覚めてしまうのですが、それがなかったということは睡眠時に呼吸がスムーズにできていたということです。口の乾燥もありませんでしたし。
起床時の血圧も薬も飲まずに120の84と、正常値でした。この枕は適度に柔らかく、頸椎の部分が超極小ビーズでしっかりとフィット、安定するので気道確保につながり、良い効果が出てるのだと思います。
しかし、BMI値もかなり高い重度の睡眠時無呼吸症候群の方はCPAP療法が最適と思いますので、睡眠時無呼吸症候群の専門病院を受診されてください!
それ以外の方は気道を確保でき、いびきの出ない枕が最適と思いますので、私が王様の夢枕・頸椎安定位枕を選んだように、自分に合った枕をチョイスしてみてくださいませ!
睡眠時無呼吸症候群と気づかずに降圧剤を飲んでいる方に是非、睡眠のこと、枕のことを考えていただきたいですね!
・高血圧
・肥満(BMI値が25以上)
・いびきをかく
・夜中に何度もトイレに行く
・昼間に眠気がある
・朝起きると口が異常に乾燥している
・顎が小さい
上記の症状にかなりあてはまる方は睡眠時無呼吸症候群を疑がったほうがよいですよ!というか、ほぼ睡眠時無呼吸症候群というか、です。
是非、こういう症状がある方、1度枕を変えられてみてはいかがでしょうか?!是非試してくださいませ!
私は血圧計、体重計は朝1度は必ず計り、血圧は忙しいときは測りませんが…。万歩計はスマホのアプリを使用しています。この3つがあったらかなり便利ですよ!(写真上:現在私が使用しているタニタの血圧計、写真下:タニタの体重計)
あなたの高血圧、睡眠時無呼吸症候群が治ることをお祈りしております。